食べ物の効能

玉ねぎの健康パワー              コレカラより

玉ねぎのもたらす効果は 多種多様だが 中でも注目すべき成分は『硫化アリル』。血液サラサラにしてくれる成分だ。また 最近では 玉ねぎの皮に含まれるグルセチンに体脂肪を燃やす効果や 抗アレルギー作用があることもわかってきた。他にも 糖尿病、肝機能障害、白内障、骨粗しょう症などの生活習慣病の予防、改善に効果があることがわかった。

玉ねぎの健康パワー 

 1血液をサラサラにして 動脈硬化・高血圧を予防・・・血液凝固を遅らせ 血栓をできにくくする硫化アリルと、高い 効酸化作用で悪玉コレステロールを減らし 血管壁を丈夫にする働き

 2血糖値の急上昇を抑え糖尿病予防・・・グルコキニンが血糖値を下げ 糖尿病の予防・改善

 3デトックス効果で体内の脂肪蓄積を阻害・・・皮に多く含まれるケルセチニンは体内への脂肪蓄積を予防し、脂肪を体外に排出するのを助ける作用がある。

 4高い抗酸化作用で ガン予防・老化防止・・硫化アリルやケルセチン・セレンなど 体内で発生した活性酸素を除去する抗酸化作用をもつ成分が多い。そのため がん予防や老化防止に大きな威力を発揮する。

 5グるチオンが白内障、肝機能低下を」予防・・・硫化アリルの1種であるグルタチオンはもともと肝臓や目に多く含まれる成分。不足すると肝機能障害や白内障を引き起こすので これらの予防が期待できる

 6ビタミンB1の吸収を高め心身の疲労を回復・・・ビタミンB1は炭水化物からエネルギーを作り出す栄養素。硫化アリルはビタミンB1の吸収を促すので疲労回復、新陳代謝促進、精力増強、精神安定、不眠の改善に効果的

 7抗ヒスタミン作用でアレルギー疾患を予防・・ケルセチンには炎症を鎮める作用とアレルゲンの放出を防ぐ高い抗ヒスタミン効果がある。アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息などアレルギー疾患の予防に効果的

 8ビフィズス菌を増やし、腸内環境を整える・・・玉ねぎの甘み成分のオリゴ糖は小腸で吸収されず大腸に届く。そこで腸の働きを良くするビフィズス菌を増やすので お通じを良くする働きがある。

 9骨を丈夫に骨粗しょう症予防・・・玉ねぎに含まれる『γーグルタミンペプチド』が骨吸収を抑制する働きがあり 骨粗しょう症の予防

より効果を高めるためのレシピ

  • 血液サラサラ&高血圧予防・・玉ねぎスライスをたっぷりしいた豚しゃぶ  ポン酢などで
  • 糖尿病予防・・・ポトフ グルコキニンが溶け出して 煮汁までたっぷりいただきましょう 
  •    〃   ・・・玉ねぎの蒸し焼き 玉ねぎ5oの輪切りベーコンを敷きえのき、トマトを載せ塩コショウし蒸                     し焼きにする 
  • メタボ予防・・・玉ねぎの皮茶 よく洗った玉ねぎの皮3個分、水1ℓ 沸騰して5分煮出して漉しす。蜂蜜な                    どを加えても可
  • 糖尿病・高血圧改善・・・皮付き玉ねぎ 200℃のオーブンで20〜30分焼き マスタードやポン酢で

 タレやドレッシングとして常備

  玉ねぎ和風たれ   玉ねぎすりおろし 240g  しょうゆ・酢各120cc  ごま油 適宜

  玉ねぎのドレッシング  玉ねぎみじん100g  サラダ油 1C  酢 60t  塩 小1  からし・コショウ適宜

食べ物の食効

キャベツ 

血圧や血糖値・糖尿病・胃潰瘍の予防に効果。便秘に効果。栄養的にはビタミンA、Cのほか効潰瘍成分のビタミンVやカルシウムが含をふやすのでまれている。 

セロリ

食欲増進、神経性の下痢に効果、生理不順に効果。中国では古くから消炎、利尿、緩下作用があるとして、漢方に用いられている。 

ブロッコリー 

動脈硬化の予防に効果。シミやそばかすの抑制に効果。ビタミンB1、B2、ミネラルも含まれているので、栄養価が高く食物繊維は多いので便秘がちの人によい。 

カリフラワー 

肩こり症で 血圧の高い人によい 

パセリ 

食欲増進。血糖値・コレステロール値を下げる効果。老化の予防に効果。 

アスパラガス 

精力を増す効果。利尿緩下剤に。血圧の高い人に効果。 

白菜 

体力増強に効果。ビタミンA,Cが比較的多く含まれ繊維質の多い野菜 

ほうれん草 

強壮効果と補血効果。動脈硬化前立腺肥大・インポの予防に効果。白内障の予防に効果。 

山東菜 

発熱性の病人に効果。胃腸の調子の悪い人や肩こりによい。 

小松菜 

コレステロール値を下げる効果。高血圧に効果。動脈硬化・貧血などの予防に効果。 

たかな 

風邪を治して咳を止め、耳のとおりをよくする。 

菊 

胃腸の弱い人や夏痩せする人に効果。絞り汁はしもやけ・打ち身に効果。 

みつば 

血糖値を下げる効果。糖尿病・心臓病・貧血の予防に効果。視力を強化する効果。 

青じそ 

食中毒の予防に効果。食欲を増進する。血液の循環と便通に効果。抜け毛を防ぐ効果。 

ねぎ 

体力増強に役立つ。白内障を防ぐ。発汗・解熱・消炎作用もある。青い葉にはビタミンAが多く、また全体に、ビタミンB2・C・ミネラルと特有の臭気成分・硫化アリルが含まれている。 

にら 

強壮・強精・制菌作用がある。整腸・下痢止めに効果。貧血・血の道に効果。ビタミンA・B2・C・カルシウム・鉄などに富んだ緑黄野菜。

とうもろこし 

急性胃炎・栄養保持に役立つ。繊維質も多く、胚芽にはリノール酸を多く含んでいるなど体によい野菜。

大根 

胸焼け・壊血病・脳溢血の予防に効果。おろし汁は二日酔いに効果。葉にビタミンA、C、葉緑素ミネラルを多く含む。根はビタミンC源となるほか、でんぷん消化酵素(ジアスターゼ)が多いので、食べすぎによる胃もたれを早く解消する。

かぶ 

消化を助ける効果。便通・利尿に効果。 

人参 

胃腸の働き・血液の循環をよくする。虚弱体質・冷え性・貧血症に効果。肩こり・腰痛に役立つ。 

玉ねぎ 

体力増強・疲労回復・消化・発汗・解熱・消炎・発癌抑制作用がある。クェルセチンが毛細血管を強く働きがあり、動脈硬化の予防に役立つ。 

にんにく 

血液の循環をよくする。発汗・利尿・殺菌作用がある。冷え性・貧血症・低血圧によい。 

レタス 

食欲増進・便通にも効果あり。視力向上、母乳の出に効果。 

トマト 

血圧を下げる効果。動脈硬化・肌荒れを防ぐ効果。疲労回復によい。果実にはビタミンA、C、B1、B2リン、カリウム、クエン酸、りんご酸も含まれている。

きゅーり 

消化不良や二日酔いによい。腎臓性・鬱血性・栄養障害によい。急性胃炎や膀胱炎のむくみには、種をのぞいたキューリを日干しにして10gをカップ1杯の水で半量になるまで煎じてカスをこし2〜3回に分けて食後に飲むと含有成分のイソクエシトリンの利尿作用が有効に働く。

なす 

貧血症・大腸カタル・血便・気管支炎に良い。歯痛、歯茎の腫れ、打ち身、イボ取りなどに役立つ。 

オクラ 

食欲増進・体力強化に役立つ 

ピーマン 

コレステロール値・血糖値を下げる効果。脂肪太り・糖尿病の人に効果。ビタミンの供給源。便秘に役立つ。 

スイカ 

解熱・利尿作用がある。血便・子宮病・腹水病・腎臓病効果。 

いんげん 

尿の近いのを直す効果。船酔いを防止する効果。高血圧・心臓病にも良い。 

かぼちゃ 

糖尿病・高血圧・前立腺肥大に効果がある。発癌物質を抑制する効果。鳥目や角膜乾震予防にも効果。 

えんどう 

血糖値を下げる効果。発癌物質を抑制する効果。利尿を良くし母乳の出をよくする。 

黒大豆 

腎臓病・肝臓尿に効果がある。疲労回復にも役立つ。 

体にいい生姜                  ecomon&コレカラより

生姜の薬効は食欲増進、健胃作用、抗菌作用、代謝アップ、体を温める、風邪の緩和、吐き気を抑えるなど 実にさまざまです。

生姜の成分のなかで「ジンゲロン」や「ジンゲロール」などの辛味成分は冷え性や風邪の緩和などに有用といわれている。生生姜は「ジンゲロール」を含み さらに免疫効果もあり、加熱すると「ショウガオール」になる。風邪のと気は時は生生姜のほうがよく 体を温めたいときには加熱して摂るほうがよい。薬効成分は皮の下に多いので皮をむかないか スプーンでこそげてむくほうがよい。最近はダイエット効果や脳の働きを活性化する効果もわかってきている。

 健康パワー 

  1. ダイエット・・辛味成分が加齢や冷えによって低下した基礎代謝をあげて太 りにくい改質にする。褐色細胞にたまった脂肪の燃焼  を高める
  2. 脳の働きを活性化・・生姜に含まれる200種以上の香りの成分が脳の血行を増進。生姜の香りをかぐと 行動がすばやくなるという報告もある
  3. 老化を防止・・抗菌作用で老化を防止に。抗菌作用は体外でも 料理に使うと油の酸化を防ぐ
  4. 消化吸収を促進・・辛味成分が消化液の分泌を促し 消化吸収をスムーズに。たんぱく質分解酵素を含むため 肉料理に使うと肉が柔らかくなり消化もアップ

  ー生姜料理例ー

・豆腐のかに生姜あんかけ ・生姜と鶏ひき肉の炊き込みご飯  ・野菜のジンジャースープ 

材料 絹豆腐 1丁、かに缶 小1缶、A(水 1カップ、鶏ガ ラスープ 小さじ1、オイスターソース 小さじ1、塩少々)水溶片栗粉 大さじ1/2、おろし生姜 1片分、三つ葉 少々  

材料 米 2合、鶏ひき肉100g、A(薄口しょうゆ 大さじ 3 酒 大さじ1)、だし汁 2カップ生姜千切り 1片分、青海苔粉 適宜

 

材料 白菜 1/4、おくら 1袋玉ねぎ 薄切り1/2、セロリ 薄切り1/2、プチトマト 10個、水 6カップ、昆布 10センチ、生姜 薄切り大2片、塩コショウ 適宜、コンソメ お好みで

 

作り方              

  1. 豆腐は食べやすい大きさに切り かに缶は身と汁に分ける
  2. Aとかに汁を合わせ煮立て 豆腐を入れて温まったら取り出す。煮汁にかにの身をくわえ 煮立ったら片栗粉でとろみをつける
  3. 取り出した豆腐にAをかけ 刻んだ三つ葉を添える 

作り方 

  1. 米は洗って ざるに上げる
  2. ひき肉にAを加えて混ぜる
  3. 炊飯器に@とAと生姜とだし汁を入れて 軽く混ぜ合わせ普通に炊く
  4. 炊けたら全体にほぐし器に入れ青海苔を振る

作り方

  1. 白菜の芯は1センチに 葉はざく切りにする。おくらは斜め半分に切る
  2. 鍋に 水、昆布、生姜を入れ中火で煮立てる。お好みで コンソメを入れてもよい
  3. 昆布が柔らかくなったら取り出し、残りの野菜を入れ柔らかくなるまで煮て、塩コショウで味を調える。取り出した昆布は 小さくきって具としていただいてもよい。(おくらとトマトは是非入れて)

 酢の健康効果

酢が現在のように注目されるようになったのは 生活習慣病の三大要因ともいえる「高血圧」「高コレステロール」「高血糖」を改善する効果があることが分かったからです。この中でも日本人に一番多い「高血圧」への効果です。実験によると高血圧の人が1日大さじい杯の酢を摂り続けると 血圧が下がり、摂るのをやめると元の血圧にもlどってしまうことが 実験によって証明されているそうです。高血圧というと減塩が大きな課題ですが 酢を料理に使うことによって 薄味にメリハリをつけ、物足りなさを補ってくれます。一石何鳥もの効果を持つ酢を毎日摂って 健康な日々を送りたいものです。  −継続は力なり−

酢の効果

@疲労回復効果・・・・・・・・・・体と脳のエネルギー源であるグリコーゲンの生成を促進して疲労回復、糖と一緒にとることがカギ                                                                     

A血圧上昇を抑制・・・・・・・・毎日大さじ1の酢が高血圧の人の血圧を低下、正常の人が低血圧になることはないのでご安心を朝食時に摂ることをお勧め                                                               

B血糖値の上昇を抑制・・・・ご飯と一緒に大さじ1の酢をとると血糖値の上昇がおさえられる、糖尿病やダイエットに                                                                                                                                                                                                                          

C血液サラサラ効果・・・・・・・血圧と同様 毎 摂り続けることでコレステロールを下げ 血液の流れがスムーズに、それにより代謝が円滑になり 冷え性を改善                                                                       

Dミネラル類の吸収をアップ・・カルシウムや鉄分を吸収しやすい形にしてくれる、食事と一緒に酢を摂ること      

  玉ねぎドレッシング材料ー温野菜サラダなどに作っておくと便利

         玉ねぎみじん切り1/2個、醤油大4、酢又はりんご酢大6、オリーブ油大4、粒マスタード小2 
      塩少々、コショウ少々                                                        
                       

寒天 

寒天の原料は テングサやオゴノリといった海藻。採取した海藻類を煮出して冷やし固めた後 凍結乾燥して作られます。寒天は食物繊維の宝庫といわれているように、食物繊維が75%含まれています。しかし 注意しなくてはいけないのは この値は あくまで乾燥品の含有量であるということ。通常のように 煮溶かして食べるときは 寒天で 一人当たりの使用量は約2g、食物繊維は約1.5gしか摂れません。したがって 寒天から効率よく食物繊維を摂るには 寒天液にして食べるだけではなく 水で戻した寒天をそのまま料理に使うことが大切です。
寒天には 不溶性と水溶性の両方の食物繊維が含まれています。前者には便秘を改善する働きがあり、後者には コレステロール、血糖値、血圧を下げる効果があります。また最近 寒天に含まれる「アガロオリゴ糖」に ガン予防効果があることがわかってきました。

●寒天パワー

@ダイエット効果・・・・満腹感を得やすいので 食べすぎを防ぐだけでなく 腸内の余分な脂質や糖質の吸収を妨げるため肥満防止になる。便秘を解消する効果もあるので、お腹まわりもすっきり。

Aガンを予防・・・・・・体に好ましくない物質を吸収、排泄するため 大腸ガンを予防。さらに 動物実験レベルではあるが 寒天特有のアガロオリゴ糖にガン予防効果があることが判明している。

Bコレステロール低下作用・・・コレステロールの吸収を阻害するほか、コレステロールから作られる胆汁酸の生成を促進するため 結果としてコレステロール値が減少。高脂血症、動脈硬化予防に。

C血糖値の上昇を抑制・・・胃から小腸への移動が遅いため ブドウ糖の吸収がゆるやかに。食後の急激な血糖の上昇に体がついてゆけない糖尿病の予防につながる。 

●料理例
   ・寒天入りチャプチェ────高カロリーの肉を減らして 寒天で増量(糸寒天を使用)
   ・ささ身と寒天の梅肉和え──噛み応えのある食材で 満腹感をアップ(角寒天を使用)
   ・豆乳小豆かん──────寒天に足りない栄養分を豆乳と小豆で補給(粉寒天を使用)