健康 

快眠のための10の生活習慣                           コレカラより

睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がある。レム睡眠時は起きていたときの記憶を整理して心のメンテナンスを行い、ノンレム睡眠は睡眠の深さにより1〜4段階にわけられ、3〜4の深い睡眠時には成長ホルモンが分泌される。成長ホルモンは古くなった細胞を新しく入れ替えたり、紫外線で痛んだ肌を再生したり、疲れた肝臓などの細胞を元気にしたりと 人の代謝に深くかかわっている大切なホルモンだ。若いうちは 自然にノンレム睡眠に入り、成長ホルモンを活発に分泌することができていたが 歳をとるに従いノンレム睡眠に入るのが難しくなり したがって成長ホルモンの分泌もすくなくなってしまう。歳を重ねるほど、質の良い睡眠をとる必要がある。さわやかな目覚めと、若さを保つためにも 良質の睡眠が重要である。体温計では計れない体の深部温度をコントロールすることで 質の良い眠りを得ることができる。

@夕方 6時頃から就寝2〜3時間前の間に軽い運動・・運動といっても軽く体を動かす程度でOK。夕方6時頃が体の深部体温がもっとも高くなるとき、体を動かしてさらに体温を上げておくと 夜スムーズに体温が下がり快眠に繋がる。

A夕食・・体が温まる献立や食材をとりいれる。夕食は軽めに 就寝2〜3時間前までにすませる。寝る前に空腹を感じたら 暖かい牛乳がおすすめ 

Bお風呂・・快眠に効果的、ポイントは湯温と時間帯。38℃〜40℃で10〜20分程入浴すると体の奥までじっくり温められる。就寝1時間前までに入れば深く眠れる。熱いお湯に入りたければ 朝湯か朝シャワーで。

Cサプリメント・・グリシンはアミノ酸の一種で 体の深部の体温を下げる効果があり 質のよい快眠に影響を与えるのではないかと最近注目されている。えびやホタテにも含まれているが 量食べなければ効果がなく サプリが便利だ。

D寝室の温度・・50代以上なら若い人より高めの20℃が目安、湿度も50%を保つようにしたい。

E就寝前に布団を暖める・・手足が冷たいと眠ろうとしても眠れない。特に冷え性の人は 眠る前に軽いストレッチやお風呂などで体を温め血行をよくしてから布団に入る。あらかじめ 湯たんぽや電気毛布で布団を暖め 眠るときはスイッチを切って 体温を下げやすくする。

F心が落ち着く音楽などで・・心をお落ち着け スムーズに睡眠へ入るためには効果的。最初わくわくする感じで つぎにリラックスするような組み合わせの音楽が自然な眠りに誘ってくれる。

G気になることはノートに書き出す・・心配事や悩み事があるとなかなか眠れない。ノートに書き出して心の中が整理できれば 寝付けずイライラすることが少なくなる。

H睡眠時間は90分の倍数に・・人の眠りは おおよそ90分で1サイクル、睡眠時間を90分の倍数になるよう心がければ気持ちよい目覚めが迎えられるはず。

I朝起きたら太陽などを浴びて 体内時計をリセットする・・しっかり眠るためには しっかり起きること、人の体内時計は25時間であることはわかっている。どこかでリセットする必要があり 一日の始まりを 体に感じさせることが大事。なるべく起床時間は一定にして 生活のリズムを崩さないことが 快眠に繋がる。

子供の誤飲の対処法                                      毎日新聞より                                                  

こんにゃくゼリーの他に小6の子供がパンをのどに詰まらせて亡くなったそうだ。のどに物をつまらせたら まずせきをさせること。吐き出せず意識がとおのいてきたら胸部圧迫と人工呼吸に切り替える必要がある。

吐き出せないときの対処法 ▼背部叩打法・・方ひざの上に子供をうつぶせに乗せ 左右の肩甲骨の間を手の                                                                     ひらの付け根辺りで何度もたたく.。反対の手であごを少しあげ                                                                              て気道を確保する。(1歳未満) 

                                                    ▼腹部突き上げ法・・子供の背部から両腕を回し みぞおちとへその中間に左                                  の 拳をあて その上から右手のひらで押さえ両腕を自分の                                ほうに引きつけるように拳を上に一気に引き上げる。                                                  (1歳以上)

  ★ 誤飲したときの対処            国立保健医療科学院「子供の事故防止支援サイト」より

誤飲したもの

飲ませてよいもの  吐かせて良いかどうか 
タバコ  原則何も飲ませない  吐かせる

大部分の医薬品

水や牛乳を飲ませる  すぐに吐かせる 

パラジクロールベンゼン、ナフタリン、防虫剤 

牛乳は飲ませない(毒物の吸収が早まる)  吐かせる 
除光液、灯油、ガソリンなどの揮発性物質  何も飲ませない  吐かせず救急病院へ(吐いたものが気道に入り肺炎になる) 
トイレ用洗剤、漂白剤など強い酸、アルカリ  牛乳か卵白を飲ませる  吐かせず救急病院へ(吐くと食道の粘膜を再び痛める) 

飲み込んだもの、量、顔色などいつもと違う子供のようす、痙攣や意識の有無など病院で伝えれればすばやい対応につながる。あわてないためにも できれば救命講習を一度はうけておくとよい。

家族で支える心の健康〜うつ病〜             生協雑誌 Mioより 

ストレス社会の中で 心のバランスを崩す人が増えています。いわゆる うつ病といわれる病気で「心の風邪」といわれ 軽く見られがちですが 実は自然に治ることが難しい病気でもあります。きっかけは環境に変化で、良いことであっても起こることがあります。気持ちの持ち方で治るのではないか言われますが 答えはNOです。うつ病にかかりやすい人は白か黒か、0か100かという考え方の人が多く グレーゾーンがなく、自分にレッテルをはってしまいがちです。性格は 自責感が強く几帳面、誠実、完ぺき主義の人がなりやすいといわれています。       

うつ病自己チェック                  

  1. 毎日の生活に充実感がない

  2. 楽しんでできていたことが 楽しめない

  3. 楽にできていたことがおっくうになった 

  4. 自分が役に立つ人間とは思えない

  5. 訳もなく疲れた感じがする 

  6. 死に付いて何度も考えることがある

  7. 気分が落ち込んで自殺について考えることがある

  8. 夕方より朝のほうが 体調が悪い

主な症状

  1. 寝つきが悪く、熟睡感がない

  2. 食欲がない

  3. 下痢や便秘が続く

  4. 原因がはっきりしない肩こり、めまい、頭痛が続く

  5. 気分の落ち込みや不安、あせり、落ち着きがない

  6. 喜怒哀楽がない

  7. 興味、関心がなくなった

  8. 集中力がない

 精神療法・・・ 専門医の適切なアドバイスを受けること。最近脚光を浴びているのが認知療法。これは物事の受け取り方の歪みからくる誤解や思い込み、それに伴うマイナスの感情を自覚して、軌道修正し適応力を高めるもの              

 薬物療法・・・ 精神療法を効果的に行うためには不可欠。抗うつ剤、気分安定剤、睡眠薬などを医師の指示通り きちんと服用する必要があります。うつ病はよくなったり悪くなったりを繰り返しながら治っていく病気です。効果が出るまでには時間がかかるので、一時的に良くなったように感じても医師の指示に従って 飲み続けましょう。 

 休養・・・・・・・うつ病とは、いわばエネルギーがなくなっている状態です。したがって、それが貯まるまで休養することが大切です。うつ病の人は 休んでいても何かしなければと思いがちです。何よりも本人がゆっくり休めるよう配慮してあげましょう。