ド イ ツ 旅 行

成田早朝7:30集合は結構大変だ。最寄り駅を5:30頃の電車に乗った。ありがたかったのはスーツケース宅配代が1回分ついていたことだ。朝早いので往路にこのシステムを使ったので 空身で行けて助かった。
 
成田 フランクフルト(乗り換え) ベルリン(泊) − ポツダム − ベルリン(泊) − マイセン − ドレスデン −
ワイマール(泊) −バンベルク − ローテンブルク(泊) − ニュンベルク − レーゲンスブルク − ミュンヘン(泊) −
ホーエンシュバンガウ − ヴィース−ミュンヘン(泊) −ヴェルツブルグ − ハイデルベルグ − ルードヴィスハーフェン(泊) -
リューデスハイム − ザンクト・コア − ケルン − フランクフルト成田
2日目
 ベルリン
左:ベルリンの壁
第二次世界大戦後 東西冷戦の影響を受けてベルリンは東西に分割された。1961年ケネディ・フルシチョフ会談後東ドイツ市民が西に脱出を始めたため ソ連と東ドイツはベルリンの壁を建設した。壁は二重につくられており 見張りは厳しく 壁の間には地雷を埋めたり 犬を放したりして人が壁を越える事を防いでいた

右:メモリアル
壁のあった場所にメモリアルとして「1961−1989」と書いてある
ポツダム広場 
1920年代、欧州第一の繁華街であったが第二次世界大戦で破壊され放置されていたが 市と民間で再開発され 今は新しいドイツを象徴するような超モダンな建物が立ち並ぶ建築ラッシュを迎えている。

ドイツは海抜が低く 建物を造ると地下水が流出してくる。それを汲み出しているのが右のパイプライン

ブランデンブルグ門
ベルリンのシンボル。1971年ギリシャの門をまねてつくられた。高さ20mの門の上には女神と馬車が立つ。ベルリンの壁崩壊時には多くの市民が集まり熱狂的に祝福しあい 全世界にその様子が報道された。
連邦会議事堂
1824年建造。新生ドイツの連邦会議が開かれることになり再建された。1999年より統一議会の場となる。
ペルガモン博物館
古代ギリシャ、ローマ、アジア、イスラムなど壮大なスケールで古代都市を再現している。圧巻はペルガモンのゼウス大祭壇の復元で高さ9.6m、一辺35mありBC2世紀に建てられた。またオリンポスの神々の彫刻も見ごたえがあり 実際に階段を登ることもできる。

ポツダム
サンスーシー宮殿 
プロイセン国王フリードリヒ2世がベルサイユ宮殿をまねて夏の離宮として建てた宮殿。6層のブドウ畑を登ると宮殿の正面にでる。独身で宮殿右のお墓に愛犬とともに眠っている。ドイツの主食のジャガイモを普及させたことでも有名で お墓の上には常にジャガイモが供えられている。
ツェツィリエンホーフ宮殿
1945年 イギリス・アメリカ・ソ連の首脳が第二次世界大の戦後処理について話し合いを行ったポツダム会議の会場。元々はプロイセン王国の居城だった。会談に使われた部屋や執務室はじゅうたん・家具まで当時のままに保存されている。現在 一部はホテルとして利用されている。
建物内のレストラン。会議の合間に 3国首脳が
並んですわり 談話をしていた場所



右は屋根裏部屋の小窓。人の顔にみえておもし
ろい。
3日目
マイセン
マイセン製パイプオルガン 1階正面の磁器 マイセンのマークの変遷  マイセン博物館の作品
ドレスデン
フラウエン教会
18世紀に建てられたバロック様式の教会。第二次世界大戦で崩壊し反戦のシンボルだったが瓦礫を集めもとの位置にできるだけ戻し再建された
手前:宮殿 レジデンツ
奥:ホーフキルヒエ教会

旧宮廷教会、アウグスト強王はカトリックだったがプロテスタントの力が強く広めるのが困難だったため宮廷専用の教会を建てた
君主の行列
ザクセン王の居城。2万5千枚のマイセン製磁器タイルに102mにわたって歴代王が描かれており 戦火を奇跡的に免れた。王の服装の変化なども面白く 最後は背広姿だ
ゼンパー・オーパー
宮廷劇場として建設されたオペラハウス。ワーグナーの「タンホイザー」の初演でも有名
ツヴィンガー宮殿 
  (アルテマイスター)
ウグスト強王とフリードリヒ2世によって集められた14〜18世紀の絵画800点が展示されている。ラファエロの「システィーナのマドンナ」は有名
4日目
ワイマール
マルクト広場 ゲーテハウス  シラーハウス ゲーテとシラー像 ワイマール宮殿
ワイマール公国王は国の運営を任せられる人材として 26歳のゲーテを呼び寄せた。日本では詩人として知られているが 優れた政治家でもあり 建築、植物など多彩な功績を残した天才だった。彼のもとには多くの文化人が集い なかでもシラーとは性格はちがったが深い友情で結ばれていた。
バンベルク
バンベルク聖堂 新宮殿(レジデンツ) 旧帝室 旧帝室中庭通用門
  シェーネ・プフォルテ
レーグニッツ川沿い 
5日目
ローテンブルク
ロマンチック街道にあり 町全体が城壁に囲まれており まるで中世に迷い込んだような昔のままの景色だ。「マイスター・トゥルンク」の伝説があり、ティリー将軍に攻められ街を焼き払われようとしたとき ワイン3.25リットルを飲み干したら許すといわれ 市長のヌッシュ氏が10分程で飲み干し免れたという。伝説は市庁舎の仕掛け時計に再現されており 木組みの家も美しい。

城壁 クリンゲン門 町並み 木組みの家
木組みの家  聖ヤコブ教会 錬鉄細工の張出看板 市庁舎仕掛け時計  ブルク門 
ニュルンベルグ
 聖ローレンツ教会

13〜14世紀に建造されたゴシック様式の教会。正面には美しいバラ窓を持つ。
フラウエン教会 

虐殺されたユダヤ人犠牲者のためにカール4世が立てた教会。毎日正午に時計の仕掛けが動く。赤装束の7人の選帝侯が 中央のカール4世に敬意を表す。
美しの泉 

中央広場に高さ10mの金の塔が立っている。もともとユダヤ人の居留地だったが焼き払われ 広場になった。40体の精密な彫像が飾られている。                          
金の輪 

美しの泉を囲み 1800年代に柵がつくられた。南東側に継ぎ目のない金の輪がはめられている。これはある見習い職人がはめたものといわれ これを3回転させるうちに願い事を唱えると叶うといわれている
レーゲンスブルク
大聖堂
13世紀から建造をはじめ16世紀に完成。ステンドグラスが美しい。 
ドナウ川
 
石橋
ドイツ最古の石橋。ゲーテもこの橋からの眺めに感嘆した
6日目
ミュンヘン
左:市庁舎
マリエン広場にある新ゴシック様式の市庁舎。85mの高さの塔を持ち そこからはミュンヘン市内が一望できる。仕掛け時計を見れなくて残念だった。

中央:フラウニー教会
ゴシック調で過剰な装飾を排除した特徴を持つ。 

右:バイエルン州立歌劇場 

1800年代初め建てられ 当時はミラノのスカラ座やパリのオペラ座にひけをとらなかった
ホーエンシュバンガウ・・・イノシュバンシュタイン城
山間に浮かぶ白く美しい城、ディズニーがシンデレラ城のモデルにしたというのもうなずける。1869年 バイエルン国王ルートヴリィヒ2世の命により中世の騎士の城をイメージして建築が始まるが 1986年 王の謎の死によって未完のままになっている。
ホーエンシュバンガウ城 イノシュバンシュタイン城の背景 イノシュバンシュタイン城
ヴィース
草原の中で絵葉書のように美しい教会。鞭打たれるイエス像があまりにいたわしく屋根裏にしまわれていたが それを見つけた農婦が祈り続けるとイエス像が涙を流した。これが「牧場の奇跡」。このうわさは瞬く間に広がり 多くの信者が訪れる様になった。外観と違い内部はロココ調の傑作で豪華さに圧倒される
7日目
ヴュルツブルグ
大聖堂 Dom
11世紀に完成したが 戦争で調度品もすべて焼け落ちた。守護神を聖アンドレアから聖キリアンに変え1967年に再建され、ドイツでは4番目に大きいロマネスク様式の教会。リーメンシュナイダーによる司教像がある。
レジデンツ
1720年 シェーンボルン司教が市内に建てた司教の住居。340室のうち40室が公開されている。●階段の間:アーチ型の天井には世界最大のフレスコ画●白の間:白一色の漆喰細工●皇帝の間:金色の漆喰やフレスコ画で飾られ 大理石の柱など豪奢な内装で毎年モーツアルト音楽祭が行われる。●鏡の間:金色の漆喰飾り、壁や天井の鏡が華やかでありながら無限の空間を感じさせる。
ハイデルベルク
カール・テオドール橋
ネッカー川に架かっている。
以前は木橋が架かっていたが洪水や凍結でたびたび壊れ 強固な石橋に造り返られた。ゲート(写真:左)はフランス軍から街を守る城壁の一部。
橋の上の様子(写真:左から2番目)たもとの猿の像は猿の持つ鏡に触れるとお金持ちになれるとか。右の写真はテオドール橋から見た風景
 ハイデルベルク城
市街とネッカー川を一望する小高い丘にある。14世紀から建築が始まり 各時代の建築様式が混在する。写真左は 破壊された火薬塔、雷が落ちたためといわれている。右から2番目の写真はハイデルベルグ市街の眺望。庭にはゲーテの像が立ち 散歩のときに好んで休憩を取ったという石造りのベンチがある。
8日目
リューテスハイム(ワイナリー、つぐみ横丁)
なだらかな丘陵地が一面ブドウ畑でドイツ有数のワイン産地。街の中心はつぐみ横丁で 150mの狭い路地にワイン酒場がぎっしり軒を連ねる。
ワイナリーで ワインを約10種類ほ試飲した。あまりい知らなかったぶどうを凍らせて作るアイスワインや皮が菌に感染して糖度が増す貴腐ワインなども試飲したが 甘口で ワイン好きの人には?のようだ。私は貴腐ワイン、甘いが濃くと深みがすばらしかった。
リューデスハイム・ライン川クルーズ
☆ライン川沿いの古城・・・リューテスハイム〜ザンクト・ゴア番は少し変えています
ねずみの塔 エーレンフェレス城 シュターレック城 ライヒェンシュタイン城 ライシュタイン城
 ゾーネック城 プファルツ城  グーテンフェルス城  シェーンブルク城  ローレライの岩 
ケルン
☆ケルン大聖堂
ドイツ最大の典型的ゴシック様式の大聖堂、完成までに600年かかった。高さ157mの二つの塔を持ち内部の天井も45mある。左右の窓は美しいステンドグラスで飾られている。聖三賢者の棺や装飾聖母マリア、ゲーロ十字架などの宝物も多い。床はモザイクタイルで飾られ 荘厳で美しく偉大な大聖堂だ。外観を見て スペインのサグラダファミリア(まだ内部は未完)を思い出した。
9日目
フランクフルト

レーマー広場
かつてはイタリア職人の住居
中央が旧市庁舎
ユスティシアの像 
正義の女神、天秤を持っている
大聖堂
かつては戴冠式が行われるなど由緒正しき教会 
教会内部 

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